小田原市栄町の高井内科クリニック|内科・心療内科

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夜が寝苦しくなった

こんにちは、心療内科医のゆうです。
今日は睡眠についてお話したいと思います。そもそも睡眠とは「頭を休ませる」「体を休ませる」「記憶を定着させる」「成長する」という重要な働きを持っています。思春期の場合、後半2つが最も重要となりますが、25歳以上では主に前半2つが睡眠の主な働きになるのではないかと思われます。
よく適切な睡眠時間は?ということを質問されますが、現在でもこの適切な睡眠時間の研究が行われていて、確立された睡眠時間はありません。ただ少なくとも短すぎ(6時間以下)や長すぎ(10時間以上)はその後の予後に影響があるようです。
さて今の時期(梅雨~初秋)は睡眠の質が落ちやすくなりやすい時期です。睡眠の質を上げるためには寝具や寝始める環境が重要となります。人間は普段の体温より少し低めの状態になると眠くなりやすく(眠りが持続し)、普段の体温まで体が温まると目が醒めます。つまり寝ている間に体温が上がると途中で体温が上がり、中途覚醒に繋がってしまいます。そのため、この時期の睡眠環境は、寝室の温度や湿度に気を遣う、寝る前のシャワーは「冷たすぎず、熱すぎず(イメージとしてはシャワーで熱を少し逃がす感じ)」、アルコールは控える、というのが原則です。クリニックにご来院いただいた際には、一緒に適切な睡眠の方法を考えていきましょう。