小田原市栄町の高井内科クリニック|内科・心療内科

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自分がどう思われているのか気になってしまう

こんにちは、心療内科医のゆうです。

今日は愛着障害についてお話したいと思います。
愛着障害とは乳幼少期に様々な理由で養育者との情緒的交流、愛着形成が上手く出来ず、大人になってから精神的な問題が発生してしまう障害です。Bowlbyの発達理論によると、幼少期は安全基地である親の保護を受けながら、色々な経験をして、不安になれば安全基地である親の元へ戻り、また冒険する、という過程を繰り返して成長していきます。でもその安全基地が不安定だと、子どもは安心することが出来ない=安定した精神的成長が妨げられます。

また子どもは親に「愛されること」「褒められること」を常に期待しています。だから褒められるために色々なことをします。
しかしその時に親がいつも褒めるのではなく、その時に親の気分によって褒める場合や「なんでこんなことやるの!」と叱る場合がある時、同じ行為であっても自分の嫌いな「叱る」という行為に至った理由を探す、つまり子どもは親の「顔色を伺う」ようになるわけです。

それが大人になってからも続き、外に出ても周りの人の反応をみながら、正解である反応、「優等生」の答えや発言をしようと頑張ります。それが、自分の意図と逆であっても、です。

もし自己表現ができない、生きづらさを感じているなら、一度クリニックにいらっしゃって、ご相談ください。
症状の改善方法を一緒に考えていきましょう。