小田原市栄町の高井内科クリニック|内科・心療内科

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手を抜くことの大切さ

こんにちは、心療内科医のゆうです。

今回は手を抜くことの大切さについてお話ししたいと思います。今日はゴールデンウィーク(GW)中の方も多いと思いますが、この4月から新しい環境で過ごしていた人はGW後から変化が現れ始めるのではないでしょうか。4月からの新しい環境に早く慣れようと頑張りすぎて疲れてしまい、GWで体を休めても、すぐに戻そうとしても体がついていかず、なかなか戻りにくくなってしまいます。これが「燃え尽き症候群」と言われているものです。燃え尽き症候群は正式名は適応障害と言われ、症状はうつと類似しています。

そこで、なぜ手を抜くことが大切かというと、新しい環境に人が慣れるのには時間がかかります。患者さんには「大体最初の3ヶ月ぐらい」と説明しています。3ヶ月も経つと、仕事にも慣れ、全力を出さなくてもこなせるようになります。つまり、要領を覚えることができるため、環境の変化に柔軟に対応できるようになるのです。この要領の良さを覚えないと環境が変化する度に不適応を起こし、新しい一歩を踏み出しにくくなってしまいます。もちろん、新しい環境への適応能力は人それぞれで苦手な人もいるかと思いますが、その能力を上げていくこと、つまり手を適度に抜くことが大切なのです。

まずは、一度クリニックにいらっしゃってご相談ください。

症状を改善する方法を一緒に考えていきましょう。